【新唐人2012年9月13日付ニュース】中国で共産党からの脱退を公に宣言するのは容易なことではありませんが、上海の教師・張雪忠(ちょうせっちゅう)さんはミニブログで脱退を宣言しました。ミニブログは間もなく削除されましたが、ネットユーザーによって広く転載されました。教師の日の9月10日、多くの人が張さんに祝福のメッセージを送りました。
張雪忠さんは上海華東政法大学の教師です。近日、香港の反洗脳教育運動に対する支持の言葉をミニブログに書き込んだ所、大学側によって講壇から下ろされました。二日後、張さんはミニブログで共産党からの脱退を宣言。このミニブログはその後削除されましたが、ネットユーザーらの共感を獲得。多くの人が張さんを祝福しました。“教師の日、おめでとう。そしてもっと多くの人が脱退することを祈る”。
あるネットユーザーは、“大学があなたを受け入れらないのは、現下の大学は自由思想を受けいれられないからだ”と書き込みました。
また、張さんに続いて共産党脱退を宣言したほかのミニブログも削除されました。これに対し、ネットユーザーは憤慨します。“脱退は私の自由だ。他の人に勧めたわけでもないのに、削除するとは理不尽だ”。
張さんの脱退宣言は思わぬ連鎖反応を引き起こし、張さんに敬意を払うネットユーザーも少なくないようです。“彼に敬意を表明する最良の方法は、我々も彼と同じ重大な決断をすることだ”と、脱退を呼びかける書き込みも現れました。
香港市民 朱柯明さん
「中国大陸の人々がみなこの教師のように覚醒し、共産党を放棄すれば、共産党も今のように憚ることなく大陸人を迫害することはできないでしょう。中国の光明はもうすぐ到来します」
張さん本人には今の所、連絡が取れていないため、公開脱退宣言で当局から圧力を受けているかどうかはまだ不明です。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)